「キッズ・ゾーン」とは

一方、こちらは延岡市。
城山公園周辺の道路で去年9月に設定されたのが「キッズ・ゾーン」です。

「キッズ・ゾーン」は、2019年に滋賀県大津市で、園児の集団に車が突っ込んだ事故などを受けて創設されたもので、子どもたちが集団で通行する場所であることを知らせドライバーに注意喚起するものです。

県内での設定はこの場所が初めてで、近くの保育園は効果を感じているといいます。

(こばと保育園分園「おりいぶ」保育教諭 岩田智恵子さん)
「地域の方が(小さい子が)散歩する様子を見て危ないと感じられて声を上げてもらったので本当に助かっています。ひやっとする場面もあったので、とても助かってます」

このあたりは道幅が狭く、抜け道として利用されることも多い場所で、以前から安全確保を求める声が上がっていました。

(天神小路区長 加藤文男さん)
「4年前からずっと子どもを守るということでキッズゾーンを要求していました。ようやく3年、去年9月に延岡市がキッズゾーンを設置していただいて、第一歩かなと思います。みなさんスピード案外、30キロくらいにしてるでしょ、よくなってます」

あの手この手で進められている交通安全の対策。
改めて、ドライバーも歩行者も交通ルールをしっかり守ることが何より大切です。

(スタジオ)
警察では、子どもたちや高齢者への交通安全教室などの啓発活動を行ったり、また、横断歩道での取り締まりを強化しており、その効果もあってか、横断歩道での人身事故は過去5年間で減少しているということです。

しかし、そもそも横断歩道は歩行者優先です。車を運転される方は横断歩道の標識、予告表示をしっかりと確認して徐行を心掛けてください。

そして、歩行者側もきちんと手を上げて、横断の意思表示をして、事故ゼロを目指していきましょう。

※MRTテレビ「Check!」9月5日(火)放送分から