ビッグモーターが下請け業者に対し取引金額の引き下げを強要したり、店舗周辺の草むしりをさせたりするなど、自らの立場を利用し不利益を与えた疑いがあるとして、公正取引委員会が調査を始めました。

関係者によりますと、ビッグモーターは下請け業者に対し、取引金額を引き下げるよう強要したり、店舗周辺の草むしりをさせたりしたほか、事業者が所有する車の車検をビッグモーターに依頼させたりしていた疑いがあるということです。

こうした行為は自らの立場を利用して下請け業者に不当に不利益を与えることを禁じる「下請法」に違反する疑いがあり、公正取引委員会が調査を始めました。

公正取引委員会はすでに、ビッグモーターや下請け業者から話を聞くなど事実関係の確認を始めていて、違反が確認されれば、引き下げを要求した分の代金の支払いや、再発防止策などを求める勧告が出される可能性があります。