■MLB アスレチックス 9-2 エンゼルス(日本時間2日、オークランド・コロシアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。この日は第3打席に二塁打を放って4試合連続ヒットをマークするなど、3打数1安打で打率は.307のまま。本塁打は出ず、今季自己最長タイの8試合連続ノーアーチとなった。
エンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は地区最下位(5位)のアスレチックスに、今季はここまで5勝2敗としていたが、4回に一挙5点を先制されると試合の主導権を握られ、投打がかみ合わず9失点で完敗。135試合を終えたチームは、64勝71敗で借金は今季ワーストタイの7に。今季残り試合は27。
9月に入り今季最後の大型連戦(13連戦)の初戦を迎えた。エンゼルスはウェーバー申請されていたH.レンフロー外野手(31)、M.ムーア投手(34)ら5選手が他球団へ移籍。
大谷はアスレチックス先発のJP・シアーズとは通算5打数3安打1打点と好相性。第1打席は1死一塁の場面で、カウント0-2と追い込まれてからスライダーに詰まり、ボテボテの一ゴロに倒れた。
打線は3回、この日メジャーデビューを果たしたK.パリス(21)が死球で出塁すると、連続の内野ゴロで三塁へ。ここで大谷の第2打席を迎えたが、3球目のストレートを弾くも三ゴロに打ち取られ先制点を奪えず。
先発のP.サンドバル(26)は2回、先頭から連続四球でピンチを招いたが、後続を2者連続の見逃し三振を含む3人で抑えた。3回は3者凡退。
だが4回につかまり、2本のヒットで1死一・三塁とすると、2者連続のタイムリーと犠牲フライを浴び0-3。さらにヒットを許し2死一・二塁としたところでサンドバルは降板。2人目・J.ハーゲット(29)も踏ん張れず、2点タイムリーを浴び0-5とリードを広げられた。
反撃したい打線だが、5回は2死一・二塁でL.レンヒーフォ(26)が三ゴロ。6回は先頭・大谷が高めのインコーススライダーを引っ張り、ライト線を破る二塁打を放って4試合連続ヒットをマーク。続く4番・B.デュルーリー(31)の中飛からタッチアップで三塁へ進みチャンスを作るが、後続が凡退で得点機を逃した。
6点を追う8回、2死無走者で大谷の第4打席を迎えると、フルカウントから3人目・S.ニューカムのピッチクロック違反により四球で出塁。場内はブーイングが響く中、続くB.デュルーリーのタイムリーで大谷が生還し、ようやく1点を返した。だがその裏にエンゼルス4人目のJ.バリア(27)が踏ん張れず、2ランとタイムリーを浴び、痛恨の3失点で1-9と突き放された。打線は9回にL.オホッピー(23)の6号ソロで2点目を奪うが及ばずゲームセット。