関東大震災のマグニチュードを突き止めた男
名古屋大学減災連携研究センター 武村雅之特任教授:
「私が調べた記録でも岐阜の測候所と(仙台市)向山観象所の記録は一番きれい」

名古屋大学の武村雅之特任教授です。仙台や岐阜、徳島など数か所に残る波形記録に着目。気象台や大学を訪ね歩いて資料を集め地震の規模を「マグニチュード8.1±0.2」と割り出し、地震の規模としては1995年の阪神・淡路大震災を上回ることを裏付けました。

名古屋大学減災連携研究センター 武村雅之特任教授:
「関東大震災で一番教えてくれる教訓というのは、次世代にきちんとした記録を残していく。何十年もたって学問レベルが進んだ時点でもやっぱり新しいことを発見することができる」

関東大震災の波形記録が残る宮城では当時、震度3程度の揺れを観測したとされていますが、この100年で、街並みは大きく変わりました。