9月1日にグランドオープンした岡山芸術創造劇場「ハレノワ」周辺の商店街では近年、客足の減少や老朽化といった課題を抱えています。新たなにぎわい創出の拠点として期待がかかる中、周辺の声を聞いてきました。

「ハレノワ」内に出店する店舗の一つ「メルシーライフオーガニックス」は集客の一助になればと意気込みます。

(Merci life organics 石川康晴会長)「岡山芸術創造劇場の周辺が今後も表町の集客・活性に寄与する場所になる、それの一員を我々が担えたらなと」

周辺では、グランドオープンに合わせて50年前に建てた店舗をリニューアルしたという店もあります。

(魚のみやわき 宮脇由恵さん)「ハレノワのグランドオープンに合わせて(リニューアルしました)。南側から北側の電車通りまで見えてしまうような状態になっている商店街なので、なんとか地元のみんなで頑張って、また活気を戻していきたいなと」

また、商店街にある創業98年の店は…

(廣珍軒4代目 杉野太郎さん)「人が増えることがこの商店街では今までは難しいというか、お店も減ってきている中で、ああいう施設ができるっていうのは、非常に期待するところではあります」

商店街では、「ハレノワ」のオープンを心待ちにしていた人の姿も見かけるようになりました。

(街の人)「オペラとか行ったことないので、すごく行ってみたいなと思って(チラシを)もらってきました」

(街の人)「先週の土日やその前の土日とか出店がたくさん出て活気づいてきているなという実感があったので。僕も10月、コンサートを見に行く予定があるので楽しみです」

天満屋岡山店ではオープンを記念し、新メニューも誕生しました。岡山県産の黒毛和牛や黄ニラなどを使った「ハレの国御膳」は1日20食限定で提供されます。

ついに幕が上がった岡山芸術創造劇場「ハレノワ」を中心に人が回遊してくれれば。新たな賑わい創出の拠点として地元の期待は高まっています。