「ラーケーション」名古屋市では実施せず 反対意見も
「ラーケーションの日」を利用したいか?というアンケート(出典:「いこーよ総研」調べ)では…

ぜひ利用したい・まあ利用したい ▼計89%
全く利用したいと思わない・あまり利用したいと思わない ▼計11%
9割近くが「利用したい」と答えました。ただ、愛知県の中でも名古屋市はラーケーションを導入しないということです。
名古屋市教育委員会は「『休み方改革』の趣旨は理解しておりますが、ラーケーションについては取得できる児童生徒とできない児童生徒が混在するなど、課題や懸念が様々あり導入予定はありません」としています。
9割近くが「ワーケーションの日」を使いたいという声でしたが、そうじゃないという方もいらっしゃいます。
おでかけや旅行で学校を休むことに反対の理由(出典:「いこーよ総研」7月調べ)

子どもに学校を休んでいいものだと思って欲しくない ▼61%
病気や忌引き以外は学校に行くべき ▼54%
学校の勉強に遅れをとるのではないか ▼49%
ということで、反対も一定数いるというところではありました。
井上キャスター:
もちろん他にも課題はあって、ラーケーションをとるけれども、家計として出かけることができない、貧困対策をどうしていくか。授業料無償化必要ですかとか、もちろん大きな枠組みでいろいろ課題は出てくると思いますが、やってみてトライアンドエラーで、他の自治体は他のやり方をやってみるとか、そういうのもいいのかなと思うんですけどね。
田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
本当に試すことによって、私達はいろいろ変えていけると思うので、試してみて良くなかったら、どう良くなかったかということも公表していただくことで、みんなでいろいろ考えられる。
一番大事なのは、「これが正しい」という一つの解がないということを私達が知ることが大事で、お子さんによって環境も違うし、でもどうしたら良いか、みんなで考えることが広がることがいいですよね。
ホランキャスター:
ラーケーション=旅行みたいな構図ができてしまうと、どうしても家計的に行くことができないおうちの子は、周りは楽しい思いをして、ちょっと寂しいなという気持ちになる児童生徒もいると思うんですよね。
なので、もちろんラーケーションを取って、一般的に言えば普通の旅行と変わらない旅行する家庭もあるかもしれないけれども、やっぱり教育現場で、みんなで学ぶことが重要だから、(旅行に)行くだけがラーケーションじゃないからね、というケアをしてあげることはとっても重要なのかなと感じますね。
田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
ラーニングはいろいろな経験って意味ですからね。
井上キャスター:
学校が全てじゃないですしね。いろんな選択肢が増えるといいなと思います。