佐賀県唐津市の養豚場で家畜伝染病の豚熱が確認され、およそ450頭の豚が殺処分されました。
周辺の別の養豚場でも豚が死んでいて、長崎県は対策会議を開き警戒を強めています。

佐賀県によりますと29日、唐津市の養豚場で子豚6頭が死んでいるのが見つかり、豚熱の感染が確認されました。これを受け佐賀県は30日夜からこの養豚場で飼育している450頭の豚の殺処分を開始。
更に、3キロ圏内にある別の養豚場でも、4日間でおよそ200頭の豚が死んでいるのが見つかりました。
確定検査で感染が確認されれば、飼育しているおよそ1万頭を殺処分する方針です。

一方、長崎県は30日、防疫対策会議を開催しました。
これまでに県内71戸の養豚農家で感染報告はないということですが、県では養豚場に出入りする際の消毒など、対策の徹底を呼びかけたほか、今後、およそ1か月かけて県内全ての豚、およそ20万頭にワクチン接種をする方針です。