暑すぎる夏…家計の出費も増えてしまいました。これから値上がりしそうな野菜&お買い得になりそうな野菜を、スーパーアキダイの秋葉社長に聞いてみました。
暑すぎて飲料や熱中症対策グッズなどの出費…去年より家計支出が3748円増える

山内あゆキャスター:
本当に今年の夏は暑かったです。そして、お財布にも大きく影響したんです。
帝国データバンクの調べによると、今年(2023年)の夏は、1年前の7~8月と比べて、1世帯あたりの家計支出の月平均が3748円、増えているということなんですね。
例えば、行動制限のない夏になったので、▼旅行など宿泊費が家計に占める割合として増えました。これは良いことかもしれませんね。
そして猛暑の影響です。▼水分補給などが必要なので、飲料の支出が増えました。
▼熱中症などによる医療サービスの支出も増えました。熱中症対策グッズも多く売れたというのも、この数字を引き上げているようなんです。

ではいったいこの暑さ、どこまで続くのかですよね。
東京の予想最高気温で見ていくと、8月29日~9月3日までは全部35℃以上の「猛暑日」になっています。そして来週もまだ30℃以上の日が続きます。
気象予報士の広瀬駿さんによると、「出口の見えない厳しい残暑が続く」ということなので、9月まで、10月までと聞いても出口は見えないということなんです。
では、残暑が続くと家計に対する影響はどうなるのか。専門家に聞きました。

経済アナリスト 森永康平氏
「電気代など、“生活における最低限の支出”が増加。その他の消費が節約されてしまう懸念が…」
増える支出・増えない収入
日比麻音子キャスター:
「夏は暑いほどに景気がプラスになる」なんて言いますけれども、出す分は増えているとはいえ、入ってくる方が増えないので、全く経済が回ってるなという前向きな気持ちになれないんですよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
経済が回るというのもいろんな手法があるんですけど、一般的なのがGDP=国内総生産ですよね。一つの国としての総売上みたいなものですけど、これは上がってるんですよね。ただそれを我々(国民)が感じてるかどうかなんです。
やはりそこで一番のポイントになってくるのは、インフレですよね。特に家計の影響。家計というのは、いわゆる食品や飲料も含めてですけど、私たちの収入の大体4分の1を占める。そこの影響がどうなってるのかということだと思いますよ。