福島第一原発の処理水放出を受けて、中国から日本に迷惑電話をかける行為が横行しています。
各地の施設などで被害が相次いでいる中、宮崎市内の飲食店でも同様の電話が確認されています。

これは、28日、宮崎市内の飲食店にかかってきた電話。
番号をみてみると、中国の国番号「86」から始まる国際電話の着信です。

電話を受けた店の店主は…

(宮崎市内の飲食店店主)
「留守番電話の録音が始まる前に、冒頭『バカ』・『シネ』などと暴言を吐かれて、そのあとの会話が録音されているが、内容に関してははっきりしないけど、いま噂になっている迷惑電話かなと思って」

店には中国からの迷惑電話とみられる着信が、28日午後1時27分と28分に立て続けにありました。

(宮崎市内の飲食店店主)
「ここでかかってくるとは思わなかったし、ランチ時だから対応しようかなとは思ったが、電話番号が電話番号だし怖かった。お店で海鮮を使っているわけでもないし、なぜかというのは全然わからない」

福島第一原発の処理水放出が始まって以降、相次ぐ飲食店や公共施設などへの迷惑電話。店主の男性は今後も電話がかかってくるのではないかと不安を隠しきれません。

(宮崎市内の飲食店店主)
「これ以上過激になることが不安だし、この店だと2件だけだが、多いところは何百件とかかってきているところもあるみたいだし、公共機関にもご迷惑をかけているみたいなので、こういったことは政治とはまた別なので、一切やめてほしい」

警察は、こうした、迷惑電話が相次ぐ場合には、相談してほしいとしています。