これまでに60頭以上の牛を襲ったヒグマ「OSO18」。
 北海道東部の釧路町で、すでに駆除されていたことが判明しましたが、これまでOSO18を追い続けてきたハンターは、さらに危険なクマがいるのではないかと警鐘を鳴らしています。

 4年前から標茶町や厚岸町で放牧中の牛を襲い続け、ハンターの追跡や罠を幾度となくかわしてきたことから「忍者グマ」の異名を持つヒグマ「OSO18」。


 少なくとも66頭の牛を襲い、32頭を死に追いやったOSO18の幕切れは予想外のものとなりました。

ナギーブモスタファ記者
「OSO18はこの辺りの牧草地でハンターによって駆除されました」


馬木葉 松野穣社長
「見た感じ13~14歳くらい。普通のいま時期のクマ。筋肉量はまあまああった。(体重)300キロだからね」


 こう話すのは駆除されたOSO18を解体した松野穣さんです。
 OSO18と知らずに仕留めたハンターが、松野さんのもとに持ち込んだといいます。


馬木葉 松野穣社長
「冗談で(ハンターと)、『これもしかしたらOSO18かもね』とは言ったけど、本当にOSO18だと思って解体しているわけじゃないのでびっくり」

 駆除の報告を受けた釧路町は念のためDNA鑑定を道に依頼し、その結果、OSO18であることが判明しました。
 被害が相次ぐなか、4年間OSO18を追い続けてきた地元・標茶町の猟友会は…。