北朝鮮が「軍事偵察衛星」の打ち上げと称して弾道ミサイルを発射したことを受けて開かれた国連安保理の緊急公開会合に北朝鮮の代表が出席、「衛星の打ち上げは正当な権利だ」などと主張しました。

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、日本や欧米各国は安保理決議違反だとして強く非難しました。

石兼公博 国連大使
「自衛権の行使に関する問題ではありません。安保理の決議に違反したということが問題なのです」

一方、自国の核・ミサイル開発をめぐる安保理会合に先月に続き出席した北朝鮮の金星国連大使は。

北朝鮮 金星 国連大使
「我々が衛星を打ち上げる正当な権利を違法と非難する安保理の異常な行為に対し、最も強い言葉で非難し、深刻な警鐘を鳴らす」

「衛星の打ち上げは正当な権利」と主張した上で、「アメリカや追随する国の大規模な核軍事演習がアジア太平洋地域全体を脅かしている」と強調しました。