“短い夏” まだ雪が残る飯豊連峰

豪雪地帯の飯豊連峰には、まだ雪が残っていました。
春の花、夏の花、そして秋の花。“短い夏”に高山植物が一斉に花を咲かせます。

美しい花々が登山者を出迎えてくれました。

登山口から8時間、ようやく今夜泊まる『切合小屋』に到着です。
小屋には水がありました。

【『切合小屋』管理人 長谷川俊治さん】
「ここより高いところから、高低差だけで水を引いています。1キロ先から…」

去年亡くなった長谷川さんの父が、何年も山をめぐり水源地を見つけたそうです。

【『切合小屋』管理人 長谷川俊治さん】
「私は4代目です。父が60年以上『小屋番』をやっていました。今、自分がやるようになって、親父たちの苦労が身に沁みます」

最大100人が泊まれる2階建の切合小屋。

寝袋やマットは必要ですが、2食付きで泊まることが出来ます。夕食は大鍋で煮込んだカレー。食材は、ほぼ毎週麓から担いで運ぶそう。


午後3時過ぎに降り出した強い雨も、夕方にはすっかり上がりました。
雨上がりの空は、幻想的な雰囲気に…

「最高ですね!すごく雲がきれい」