世界陸上ブダペスト、女子マラソン日本代表の3選手が24日、現地での会見に登場し本番に向けて意気込みを語った。

今大会はマラソンでは2度目の代表に選ばれた松田瑞生(28、ダイハツ)、初出場の佐藤早也伽(29、積水化学)、加世田梨花(24、ダイハツ)が出場する。

松田はレースのポイントとして「スローペースかハイペースになるかは、スタートラインに立ってからじゃないと分からない。暑さもあるのでスローになるかなとは思うんですが、去年はその予想をはるかに超えるハイペースで進んだので、本当にスタートしてからなので、その心構えは大切かな」と話した。

前回大会は9位に終わり入賞まであと一歩。フィニッシュ後は「世界は強かったです」と涙が止まらなかった。今回のレースに向け「いままでたくさんの方に応援してきてもらったので、私のマラソン人生の生き様をみせたいなと思います」と力強く語った。

佐藤は昨年9月のベルリンマラソンで2時間22分13秒(日本人3位)をマーク。自身の持ち味を聞かれ「ちょっと思いつかないです(笑)」と緊張気味に答えるも、本番に向けて「レース展開にもよりますが、後半きつくなってから粘っていければと。お世話になった方々に結果で恩返しできれば」と意気込んだ。

加世田は昨年のベルリンマラソンでは、2度目のマラソン挑戦にして歴代10位(当時)の2時間21分55秒をマークし、日本人トップで代表の座をつかんだ。「後半のきつくなってからの粘りが自分の強みだと思っています。勝負のタイミングを見逃さないことがポイント」と話し、「初めての世界陸上ですが、出るだけで満足して終わるレースにしたくない。絶対結果を出して自分のプラスになる経験にしたい」と強い気持ちを伝えた。

女子マラソンは日本時間26日14時、男子は27日の同時刻にスタート。

※写真は左から佐藤、松田、加世田