エアレースパイロットの室屋義秀さんが、次世代のパイロットを発掘して育てる、日本初のプログラムが行われています。スタートから4か月が経ち、選考会を兼ねる3回目のキャンプが行われました。エアレースパイロットを目指して、当初32人が挑戦しましたが、すでに4分の3が脱落。残った8人の候補生たちは、今回いよいよ初飛行の時を迎えました。【①②③からつづく】
「おはようございます。」

午前6時すぎ、候補生たちが集まってきました。3回目のキャンプに集まったのは、前回の選考会で合格した8人の候補生たちです。
室屋義秀さん「みんな結構いい顔してきてるね。」
候補生たちは、22歳の大学生から37歳の会社員まで、年齢も経歴もさまざまです。
室屋さん「下がる。ストップ。下がれる人は胸つくまで目一杯下げて。」

エアレース世界チャンピオンのあこがれの室屋選手から直接指導を受けて、張り切る候補生たちは限界まで自分を追い込みます。

8人はライバル同士ですが、困った時には助け合う仲間でもあります。
「野戦病院みたいだ。」
