仙台育英の夏連覇、須江監督の言葉を借りるなら、“二度目の初優勝”まであと1つ。
去年、「青春ってすごく密」という言葉を残し、一躍時の人となった須江航監督。

今年も多くの“語録”を生み出している。
2回戦。聖光学院との東北勢対決を制した時は、
「聖光学院さんは思っていたよりもずっと強かった。時の運です」
準々決勝。花巻東戦後には、
「東北勢で残ったのがうちだけになったので、6県分の思いをもって、次、頑張りたい」
決勝進出が決まった際は、
「そろそろエネルギーが尽きそうなので、東北6県や宮城のみなさん、東北に縁やゆかりのある方、2時に西の甲子園の方向にパワーを送ってもらいたい」
去年、東北勢初制覇を果たした時も、
「東北の強豪校に揉まれて我々は強くなった。東北のレベルが上がっている」と強調していた。
今年はベスト8に東北勢が3校も残った。史上初の快挙。
去年の須江監督の言葉は決してリップサービスではなかったのだ。