東北が一体となって戦う
東北のプロ野球チーム、楽天イーグルスにとっても、仙台育英から刺激を受けている。
ホームゲームでは2回のイニング間に大きなビジョンにニュースが表示される。
甲子園期間中は仙台育英勝利のニュースが出るたびに、イーグルスファンから大きな拍手が送られていた。
去年、優勝を果たした時も、多くの関係者から喜びの声が聞かれた。
石井一久監督は、
「悲願である、東北勢初の優勝に大変うれしく思います。一生懸命プレーする選手の皆さんに勇気をもらいました」

去年まで楽天イーグルスでコーチを務め、今年から母校・東北学院大学の野球部監督に就任した星孝典氏。仙台育英では須江さんの1学年先輩にあたる。
「東北を代表して優勝できたことは、みんなが待ち望んでいたと思いますし、いちOBとしても大変嬉しく、心から本当におめでとうという気持ちです」
そして今年、仙台育英が決勝進出を決めた際は、自身も木更津総合時代に甲子園を沸かせた早川隆久投手がこう語っていた。
「2年連続、ましてや全国大会で決勝進出はすごいことだと思います。プロに行ってもできるようなピッチャーもいて、見習うべきところがあります」
仙台育英の快進撃に刺激を受けているようだった。
同じ東北を拠点として活動するチーム。
東北の結束力の高さを、さまざまなところで感じることが出来る。