特集は、シリーズSDGs「つなごう未来へ」。17ある目標のうち今回は「海の豊かさを守ろう」です。仙台市の秋保温泉のホテルで、三陸の海の幸を提供するフェアが開かれています。このフェアは、あまり知られていない魚介類を扱うことが特徴で、宮城県外から訪れた宿泊客にも好評を得ています。

知名度の低い魚介類で「三陸海鮮フェア」

金華山沖で獲れた脂がたっぷりのイワシ。バーナーで手際よく炙られます。総料理長の鈴木宏信さんです。

ホテル瑞鳳 鈴木宏信総料理長:
「(Q どうして炙るのか?)生臭さを少し解除できる」

仙台の奥座敷、「秋保温泉」のホテル瑞鳳。ビュッフェ形式の夕食ではいま、「三陸海鮮フェア」を実施しています。

若手漁師らでつくる石巻市の一般社団法人の協力で、地元の新鮮な海産物を提供していて、知名度の低い魚介類も扱うことが特徴です。馴染みのない食材を食べるきっかけをつくり、消費の拡大につなげようという取り組みです。

ホテル瑞鳳 鈴木宏信総料理長:
「地元の海産物、三陸すべての海産物をより多く一般の客に食べてもらい、認識をしてもらえれば大変うれしく思う」

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 安達日向子アートディレクター:
「料理人たちの専門的なスキルが加わることで、さらに一段上の料理になり、それを県外、県内の皆さんに提案し広がっていくことが生産者としてはうれしいこと」