“植物”が原因となるケースも
良原安美キャスター:
さらに山火事の原因としてこんなケースもあります。

2019年~2020年にはオーストラリアで大規模な森林火災がありました。以下のような被害がありました。
・6万匹を超える野生のコアラが被害
・住宅3000棟以上が損壊
・焼失面積2400万ヘクタール以上(日本の国土の約6割)
これだけ被害が広がった原因として「ユーカリ」などが群生していて、この「ユーカリ」が油分を多く含むため樹皮が燃えやすかったということです。
その場に生えている植物も被害の大きさに影響を与えるということが分かります。
日本でも海外のような“大規模な山火事”が起きる可能性も

また、日本での山火事の出火件数は1244件でした(令和4年 東京消防庁より)
日本の主な出火原因はたき火が31.5%、火入れ(野焼き)が18.4%で、原因の半分が“人為的なミス”だということです。
三重大学の立花義裕教授(気象学)は日本でも山火事の今後について「偏西風の影響が出ると、海外で起きているような大規模な山火事が起きる可能性がある」と話しています。