夏の甲子園は、21日、準決勝が行われましたが、続いては、宮崎県代表として出場した宮崎学園ナインについてです。
甲子園で応援してもらった恩返しにと、宮崎学園・元野球部の3年生が献血に協力しました。

19日、宮崎市の献血ルーム「カリーノ」に訪れたのは、宮崎学園・元野球部の3年生15人です。

今月11日、甲子園の初戦で栃木県代表の文星芸大附属に惜しくも敗れたものの、大健闘を見せてくれた生徒たち。

県内で献血者数が減少している現状を知り、県民への恩返しの思いで献血に協力しました。

(宮崎学園・元野球部 中村勇貴さん)
「(献血は)初めて。この血が困っている人に届けばいいなと思う」

(宮崎学園野球部・元主将 田口 周 さん)
「自分たちが甲子園に出て、応援してくださった方々支えてくださった方々に少しでも恩返しできるように、その恩返しのひとつとして献血をみんなでしようということになった。甲子園見ながら(献血を)やっていて、まだ甲子園にいたかったという思いと感謝の気持ちでいっぱいです」

献血ルームによりますと、県内では、今月の台風6号の影響もありおよそ240人分の血液が確保できていないということです。

宮崎学園ナインの心温まる恩返しに、献血ルームの担当者は「県民に夢や希望を与えてくれた宮崎学園ナインが、献血で患者のヒーローになってくれたことはとてもありがたい」と話していました。