先日お伝えしたJR長野駅前のムクドリの大群についてです。
長野市は、対策として、ねぐらとなっている街路樹のせん定を行いました。
果たして、その効果は?


長野市街地の上空に現れた、大量のムクドリ。

その数は数百から1000羽ほど。


天敵から身を守るため群れとなり、6月下旬からはJR長野駅東口にある街路樹が「ねぐら」となっていました。

通行人は:
「この頃すごいうるさいなと思っていたけれど、騒音」

この場所は2021年から通路に落とされた大量のフンや、夜中まで響き渡る鳴き声に関して市に相談が寄せられていました。

ムクドリが現れてからおよそ2か月。

対策として、市は19日に街路樹のせん定に乗り出しました。


ねぐらとなっていた道路の中央と歩道の木、合わせて6本がせん定され、枝葉はほとんどなくなりました。

果たして、効果はあるのか!?

【ムクドリ ギャーギャー】

夕方、いつものように駅前に集まってきたムクドリたち。

しかし・・・

土屋記者:
「ねぐらとしていた木がせん定されてしまったためか、止まる場所を探してさまよっている様子が伺える」

近くの電線やほかの街路樹に止まるものの、落ち着かない様子です。

カラスのねぐらに迷い込んでしまったのか、追いやられるように飛び立つと、また、さまよいます。

結局、多くのムクドリが選んだのはいつもの街路樹。

葉が落とされ、天敵から隠れる場所はありませんが、それでも木を覆いつくすほどの数が集まってきてしまいました。

ムクドリが駅前から離れる日は来るのでしょうか。