【とやの動物病院 佐々木志朗 院長】
「直接保冷剤を当ててはいけません。必ずタオルなどの布を1枚くるんであげる」

保冷剤で脇の太い血管を冷やします。その後、足に行く太い血管も同様に冷やします。こうすることで体を効率的に冷却することができるそうです。

【とやの動物病院 佐々木志朗 院長】
「日が落ちて気温が下がり、さらにアスファルトの温度が下がったのをヒトが直接触って確認してから、散歩に行くようにしてください」

一方、ペットショップでは、ペット専用の熱中症対策グッズも増えています。その中でも人気なのが…

【スマイルワン紫竹山店 國嶋慎司 店長】
「こちらがワンちゃんの首元を冷やすグッズとなります」

人間の熱中症対策としてもすっかりおなじみとなりましたね。
ペット用も毎年人気ですが、今年はさらに需要が増えているそうです。

アルミ板でできたクーラーボードもあります。
この上にいるだけで、ペットの体をひんやりと冷やしてくれます。

そして、ワンちゃん用のサンバイザーまで!
“オシャレ”に日差しが避けられるということで人気なんだそうです。

【スマイルワン紫竹山店 國嶋慎司 店長】
「去年の1.5倍とか2倍近くまで商品が出ているのかなと思います」

國嶋店長は、猛暑の日には「ペットはなるべく外に出さないようにしてほしい」と話しています。

【スマイルワン紫竹山店 國嶋慎司 店長】
「極力、冷房の効いた部屋で休んでほしいんですけど、ただどうしても各家庭で事情があるので、そういったときにはこういう“ひんやりグッズ”をぜひ活用してもらえればいいかなと思います」

この先もまだまだ気温の高い日が続く見込みです。大切なペットを守るために、いつも以上に気を配る必要がありそうです。

【とやの動物病院 佐々木志朗 院長】
「熱中症で亡くなる犬は毎年います。熱中症になってから対策をするのではなく、熱中症にさせないことが重要です。熱中症は防ぐことができますので、これくらいなら大丈夫とは思わず注意してあげてください」