宮崎県内の自治体では初めての取り組みです。
延岡市は、来月から不登校の小中学生向けのオンライン学習支援を始めると発表しました。

オンライン学習支援の対象となるのは、延岡市内の小中学校で学校や適応指導教室などに通うことができない児童生徒です。

この取り組みでは、延岡市が、配信拠点校となる熊野江小学校に教員免許を持つ学習支援員2人を配置。
支援を受ける児童生徒は、学校から貸し出されているタブレット端末を使って自宅で学習します。

学習支援は、来月1日から中学生を対象に週3回配信することにしていて、来年度からは小学生も対象となる予定です。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「学校に行けない行きづらいとしてもつながりを何とか持ち続けるということを維持したい」

延岡市によりますと、先月時点で、市内の不登校の小学生は38人、中学生は118人いるということです。

オンライン学習支援を利用するには、1週間から1か月の学習体験と教育委員会からの参加承諾を受ける必要があり、学習支援を利用した日は、校長の判断で出席扱いにできるということです。