強風のため延期されていた岩手県平泉町の送り盆の伝統行事、「大文字の送り火」が20日夜行われました。

「大文字の送り火」は毎年8月16日に先祖の霊を供養するために行われていますが、今年は強風のため延期されていました。
午後8時ごろ、束稲山の駒形峯に設置された64の火床に火が放たれると、10分ほどで幅およそ80メートルの大文字が夏の夜空に浮かび上がりました。

(見物客)
「大阪から来たが京都でも大文字の送り火がある。先祖の供養にもなるかと思います。非常に感動しました。この伝統を続けて頂ければ」

訪れた人たちは打ち上げられる花火を見ながら去りゆく夏を惜しんでいました。