■第19回世界陸上競技選手権大会 第1日(日本時間19日、ハンガリー・ブダペスト)
女子走幅跳の予選に日本記録保持者の秦澄美鈴(27、シバタ工業)が登場。6m41で、決勝通過ラインの6m80以上または上位12人に入れず、決勝進出はならなかった。
今季、世界5位の秦は1本目、2本目と助走が合わずファール。最後の跳躍となる3本目は着地した瞬間に首を振り、納得いかないという表情を見せた。記録は6m41と自己ベストの6m97にはほど遠く、全体23位。2大会連続で予選で姿を消した。
競技後「まだ感情が追いついてない、そんな感じです」と話した秦。「調子自体は全然悪くなくていい跳躍もできてたと思う。その中で、脚が合わせきれなかったりとか、最後の3本目に追い込まれた段階で、いい跳躍ができなかったっていうのは本当に力不足だと思います」。
今季は日本記録の6m97を跳んでいただけに「決勝ラインにいける記録だったので取りこぼしたのは悔しい。実力をしっかり発揮できなかったというのは、また帰って課題として確認していかないといけないなと思ってます」と肩を落とした。