「認知症の行方不明者」はいま全国で増加しています。

警察庁によりますと、去年、警察に届け出があった認知症の行方不明者数は1万8709人。統計開始から10年連続で増加し、過去最多となりました。

鳥取県でも去年の行方不明者306人のうち、およそ2割60人が認知症患者です。

そこにはこんな背景もあります。

鳥取大学医学部 浦上克哉 教授
「やはりコロナ禍で外出を控えたり、いろんな人とのコミュニケーションが減ることによって高齢者の認知機能が悪化しているデータが得られている」

患者を家族が支えるにはどうすればいいのでしょうか?

鳥取大学医学部 浦上克哉 教授
「認知症の患者自身が日頃の生活が安定せず、非常に不安な気持ちで生活していると、外へ出ようとされることが増える」