青島観光をさらに活性化させるための動きです。
宮崎市は、青島エリアにある県有地の駐車場の拡充などを宮崎県の河野知事に要望しました。

これは、県の来年度の予算編成を前に宮崎市が行ったもので、17日は清山市長らが県庁を訪れ、河野知事に要望書を手渡しました。

要望書では、交通インフラの整備や災害対策の支援など33項目が盛り込まれていて、このうち重点要望では、青島エリアにある県有地の有効活用を求めています。

(宮崎市 清山知憲市長)
「慢性的に青島エリアは、いま駐車場不足で、非常に来客者が増えていますから、そこをもう少し拡充して、渋滞状況を緩和できないか」

近年、再開発が相次ぎ、注目が高まっている青島エリア。
実は、観光の要となる場所には県有地が点在しています。

(田中久泰記者)
「青島を代表するホテルに隣接しているこちらが県有地の無料駐車場です。平日の、しかも時折激しい雨が降る天候にもかかわらず、満車となっています」

また、この駐車場とビーチの間にある「青島園地」と呼ばれる県有地は、木々が生い茂り昼間でも薄暗いため、市は治安に不安を感じる利用客も多いとしています。

このため、要望では、青島園地を間伐して、駐車場の拡充や、シャワーなどの施設整備を求めています。

(駐車場を利用するサーファー)
「最近は平日でも満車状態、隙を見て入れるような形。土日・祝日はむしろ来ない。もう入れないと分かっているから」
「波が大きい時は満車で入口のところから並んでいて混んでいる、サーフィン終って出る時も、渋滞していたら出られなくて帰れなくなる」

青島エリアでは、別の場所にある県有地の駐車場も渋滞や混雑が問題となっていて、要望を受けた県は、関係機関と話し合いながら対応していきたいとしています。