午後になっても雨脚が弱まることはなく、水位はぐんぐんと上昇。ついに午後4時過ぎに、緊急放流の目安となる貯水率8割に達しました。
川沿いの地域住民の避難のことも考え、ギリギリまで待ち、午後4時半に緊急放流を開始しました。
そしてその10分後、午後4時40分、気象庁は鳥取県に大雨特別警報を発表。命の危険が迫っているとして最大限の警戒を呼びかけました。
佐治川ダム管理事務所の担当者
「緊急放流していなかったら、午後5時半には貯水量が上限に達し、完全にあふれていたと思います」
鳥取県では、最大で853世帯1814人が孤立していましたが、最も孤立集落が多かった鳥取市佐治町を含め、18日中に集落孤立はすべて解消する見通しだということです。