鳥取県湯梨浜町にある中国庭園燕趙園は今年開園30周年。
これを記念して珍しい影絵人形の展示会が開かれています。
伝統の影絵人形劇で使われるのは、それ自体が芸術作品ともいえる精巧な人形です。

孫悟空と白骨精(はっこつせい)という妖怪の影絵人形。
鮮やかな色彩、そして全身を覆う繊細な細工、これが中国の影絵劇で使われる人形です。

本格的な中国式の庭園・燕趙園は今年開園30周年を迎え、鳥取県と友好提携を結ぶ中国・河北省の唐山市から貴重な人形が展示のために運ばれました。

燕趙園 松浦稔 園長
「今回はかなり大きい展示を含めまして、十数点の展示を行っていますので、その繊細さと迫力をお楽しみ頂ければと思います。」

後ろから光を当ててスクリーンに映し出す影絵人形劇は、中国では漢の時代に始まり、唐の時代に盛んになったと伝えられます。
題材は西遊記など良く知られた物語で、人形に細工を凝らすことで人々を惹きつけてきました。

ところで、この人形、何でできているのでしょうか?