大森さくら保育園を運営する NPO法人石見いくじの会 松葉奈緒子 理事
「かつて園児数が二人だけになったことがありました。危機感と、町民としても何とかしなければというところから今につながっています。」

人口400人ほどの小さな町から子どもの数が減り、一時は園の存続危機に陥ったのです。
大田市の人口は年々減少の一途を辿り、少子高齢化も深刻です。
こうしたなか、保育園留学は明るい兆しをもたらすと、自治体も期待を寄せています。
大田市まちづくり定住課 梶野実 課長
「民間主導で進められている非常に良い取り組みだなと思っています。まずはいきなり移住・定住ではなく、関係人口を作り上げていくというところでは非常に有効な手段だと思っています。」
キッチハイク 福田将人さん
「"やわらかな定住"ということが言えるかなと思っております。これまで移住定住といえば住むか住まないか、二極に近いような議論だったと思うんですけど、もう少しグラデーションのような考え方。2週間まずその地域に入り込んで楽しむ、その先に"じゃあ保育園の間、この3年間はこの地域に住んでみよう"など、ライフステージに合わせて弾力的にその地域に住まうっていう暮らし方があるんじゃないかっていうふうに思っています。子育て家族が地域に来てくれることによって、そこからすごく長い縁が始まる。”超長期的な関係人口”になっていくというところが、地域にとってもプラスになるものだと思います。」
歴史と豊かな自然に囲まれた子育て環境が、大森さくら保育園の大きなアピールポイントです。さらに。














