地方の保育園に子どもを通わせながら、家族でその地域の暮らしを体験する取り組み「保育園留学」が、今、子育て世代の人気を集めています。この春から島根県大田市大森町でも保育園留学事業が始まり、町に人を呼び込むきっかけにと期待されています。

世界遺産・石見銀山のふもとにある、大田市大森町。重要伝統的建造物群保存地区にも指定されていて、人々は歴史と自然の中で日々の暮らしを営んでいます。

そんな町のほぼ中央、国の史跡に指定されている武家屋敷の敷地内に園舎を構えているのが、町唯一の保育園である「大森さくら保育園」。現在、0歳から年長児まで、24人の園児が歴史ある学び舎に通っています。

7月、東京からある一組の家族がやってきました。