マイナンバーと健康保険証の情報がひも付けられていないケースの存在が明らかになったことを受け、厚生労働省は健康保険組合などに対し、ひも付けの状況を調査するよう通知を出しました。

中小企業の従業員やその家族などが加入する「協会けんぽ」によりますと、今年3月の時点で、加入者の1%にあたるおよそ40万人の保険証の情報がマイナンバーとひも付いていないということです。この場合、「マイナ保険証」を持っていても医療機関で利用することができません。

これを受けて、厚生労働省は今月16日、ほかの健康保険組合などの実態を把握するため、ひも付けの状況を調査し、今月21日までに報告するよう通知を出しました。

厚労省は、調査結果も踏まえて、加入者へマイナンバーの提出を促していきたいとしています。