午前11時半:お昼のおかずの一品に

 お昼前、おかずの一品にとホルモン焼きを買い求める人が訪れます。自転車で颯爽とやってきた男性。

 (男性)「200gちょうだい。お昼のアテでちょっとご飯のアテで。ちょうどいいんですよ味が。最後に下に汁があるねん。その汁をかけるねんお米に。美味しいねん。また来ます~」

 西成は有名なホルモン店が多い激戦区。そんな中、自前の容器を持って買いにくる熱烈なファンも。

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 「間違いないですね。西成のほうよりも酒呑みが好きな味付けなんです。シンプルにいうと西成のほうは甘さが強いんです。こっちは旨さが強いんです」

 西成との味の違いを熱く語りますがここも西成。でもそれだけ美味しいってことですよね。

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 丸八精肉店は大江さんの父親が46年前に開きました。大江さんは子どものころから店を手伝い、親子でホルモンを焼いていました。父親が高齢となり仕事を辞めた後は、妻・陽子さんと二人三脚で店を営んでいます。

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 (陽子さん)「(Qどんな夫?)よくしゃべるからうるさいのはうるさいです。見たまんまです。こんな感じです。家でもこんな感じです」

 おしゃべりが好きな大江さんは店に立ち接客。市場に仕入れに行くのは陽子さんの仕事と役割分担しています。

 (大江さん)「助かってるよ。僕一人やったら到底商売できないもん。仕入れ行って帰ってきて、そこから店開けて、焼いて切ってといったら、到底じゃないけどできない。助かってます」