軍事境界線を越えて韓国から北朝鮮側に入ったアメリカ兵が亡命する意思を表明したと北朝鮮の国営メディアが伝えたことについて、アメリカ政府の高官は「平壌から出てくる情報はすべて懐疑的に見る必要がある」と指摘しました。

カービー戦略広報調整官
「平壌から出てくる情報はすべて懐疑的に見る必要があると考えています」

アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は16日、このように指摘したうえで、アメリカ兵が無事に帰国できるよう北朝鮮に働きかけを続けていくと強調しました。

北朝鮮の国営メディア朝鮮中央通信は16日、7月に軍事境界線を越えて韓国から北朝鮮側に入ったアメリカ兵をめぐり、「兵士が不平等なアメリカ社会に幻滅し、北朝鮮か第三国に亡命する意思を明らかにした」などと報道していました。