およそ1か月前の豪雨により、復旧のめどすら立ってない地域が富山市にあります。春を告げるサクラの特産地でも、豪雨災害をきっかけに集落が荒廃するのではないかと住民たちは危機感を募らせています。
清水営農組合 山﨑 巌代表理事:「啓翁桜の植えたばかりの木です。あっちは2年目、こっちは1年目」「ここからばさっーと土砂。で、ここの間の農道、大事な道路をふさいじゃったもんで、ここは集落で撤去したんです」


富山市の中山間地、山田清水地域です。集落には、およそ1か月前の線状降水帯による被害の爪痕が今もあちこちに残っています。復旧作業は始まっておらず、ブルーシートはすべて住民たち自身で応急処置したものです。

清水営農組合 山﨑 巌代表理事:「ここの崩落したところって草も何も生えてませんから、また雨降ればまたそこ崩落してきますから、雨対策です」「このブルーシートが集落にあちこちありますけど、このブルーシートの代金だけでも大変なもんですよ」

富山市の中山間地域にある山田清水。真冬に一足早い春を届ける啓翁桜の特産地として知られています。

