小林市の病院では、不審者が侵入したことを想定した訓練が行われ、職員たちが緊急時の対応を確認しました。

小林警察署と西諸医師会では、去年、防犯活動に関する協定を結んでいて、16日は市内にある内村病院で不審者の侵入を想定した訓練が行われました。

訓練では、不審な男が病院の受け付けで院長に会わせるよう要求。

その後、男が刃物を出したため、職員が刺股(さすまた)を使って男を取り押さえ説得にあたりました。

(参加した職員)
「相手の力も強くてかなり力も抜けていって、大変だなというのが正直な気持ち。いざという時に備えて対応していきたい」

(小林警察署生活安全課 金丸祐樹課長)
「病院という施設も患者などたくさんの来客者が来られる施設なので、最初の対応の時点で不審者どうか見極める意味でもこういった訓練をすることが有効だと思います」

小林警察署は、今後もこうした訓練を定期的に行い、市民の防犯意識の向上を図りたいとしています。