阿武隈急行の存続のために
ジオラマを作ったのは、國分さんの仕事の取引先の社員、奥野直哉さんです。奥野さんはジオラマ制作が趣味で、國分さんから依頼を受け9日間で作り上げました。

ジオラマを制作した奥野直也さん(51):
「阿武隈急行というのは、元々国鉄の丸森線が発祥なので、できるだけ丸森の雰囲気を出すために要所要所で作りこみました。特に駅前、あとは冬景色の撮影ポイントになる、阿武隈第二橋梁を重点的に作りました」

会社のロゴマークを、列車のヘッドマーク広告として掲示するなど、阿武隈急行への支援を続けている國分さん。ジオラマを見た人が沿線に実際に足を運んでくれるきっかけになればと話します。

國分さん:
「このジオラマを少しでもみなさんに見てもらえれば、(乗車への)機運が高まるのではないかと思って、各駅に展示して協力できればなと思っています」

経営が厳しい阿武隈急行の存続のため、國分さんは今後もジオラマ制作とその活用に情熱を注ぎます。
ジオラマを展示する柴田町のドリームランドリーでは、予約制で見学者を受け付けています。