近畿地方に上陸し、北上、縦断している台風7号は16日にかけて日本海に出る見込みです。そうしたなか、先月12日からの記録的豪雨で土砂崩れが発生した富山県南砺市砂子谷の現場は…。

男性:「(土砂が)上からきて。ドーンと。中はかちゃかちゃ。かたがってしまっとる」

自宅が土砂崩れの被害にあった男性です。直前に避難して無事でしたが、いまだ土砂が流れ込んだ自宅に戻ることができず、市営住宅で避難生活を送っています。

がれきの撤去は始まったばかり。大雨被害の爪あとが残るなか、台風の影響で被害が拡大しないか心配しています。

男性:「きょうとあした。雨降ったらまた(土砂が流れてくるかも)わからん。でかい木だから」

こちらの女性も物干しざおの支柱を倒すなど、朝から台風に備えていました。

女性:「まあ、ね。どのようになるか、わからないから、家の外まわりの網戸を外したり、開けっ放しの納屋も閉めて鍵かけて。あたり前のことしてます」

強風に備え網戸を外し、畑で育てているナスやパプリカも紐でしばるなど先月の大雨を経験し、対策も入念になったといいます。

女性:「こわいです。これ以上は家のなかにおって、そーっとしとるより仕方がありません」