8月15日は終戦の日です。
長崎市の護国神社では、太平洋戦争で亡くなった人の追悼集会が行われました。

終戦から78年が経ちました。
長崎市の護国神社には、太平洋戦争で亡くなった軍人らが祀られています。

15日は遺族らおよそ60人が参加し、戦没者を追悼する集会を開きました。

集会では、長崎県出身で27歳のとき、マーシャル群島で戦死した近藤八郎さんの遺書が読み上げられました。

(遺書の朗読):
「俺も此の度は生還は帰し難し。尚 坊やの顔も見たいけど致し方ない。清く美しく育てて呉れ」

兄を亡くした山中 進さん(96):
「私たちはこういう風に、平和を享受しておりますので、それに対して、ここに祀られている人達に感謝の気持ち、そういうことだけですよ」

父を亡くした香嶋 雅子さん(85):
「朝鮮の方から引き揚げてきましたので、ちょっと苦労いたしました。
やっぱり戦争がない、平和な時代が来てもらえれば、一番と思っております」

参加者は全員で戦没者の鎮魂と平和の実現を願い、黙とうを捧げました。