■MLB レンジャーズ 12-0 エンゼルス(日本時間15日、グローブライフ・フィールド)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。サイヤング賞3度のシャーザーに2打席連続三振に打ち取られるなどで3打数無安打2三振で打率.303となった。

疲労蓄積で次回の先発登板を1度回避することを自ら決めた大谷だが前日14日(日本時間)にヒューストンからアーリントンへ約370キロ移動して翌日の試合でスタメン出場。

同地区首位レンジャーズとの一戦で先発はサイヤング賞3度受賞でメッツから移籍してきたM.シャーザー(39)。2021年のオールスターゲーム以来の対戦、公式戦では初対戦となった。

1回の第1打席、メジャー通算212勝、39歳の大ベテランがコーナーを付く投球でカウント1-2と追い込んだ。大谷は4球目の外角低めチェンジアップ、5球目の内角高めストレートと対角線に攻められてもファウルで粘った。最後は低めへのカットボールで空振り三振に倒れた。

4回の第2打席は、ストレート2球で追い込まれると最後は124キロのカーブと今度は緩急をつけたピッチングで空振り三振。悔しそうにバックスクリーンの映像を見ながらベンチに戻った。

7回の第3打席、ここまで1球目のストレートを見逃してきた大谷。この打席では1球目の速いボールを狙ったがチェンジアップにタイミングを外されサードフライ。シャーザーの投球術に3打席完璧に抑えられた。

試合は0対0の2回、レンジャーズは無死一、二塁から送りバントで走者を進めると1番・M.セミエン(32)がタイムリーときっちり点を奪う野球を見せた。3回には1死満塁から犠牲フライで追加点と着実に点を重ね首位チームの強さを見せつけた。

8回には0対11とリードされると野手のE.エスコバー(34)が登板し、1失点。エンゼルスは直近4試合で35失点となった。120試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、59勝61敗で借金2となった。