7月、ヨーロッパで行われたF3の大会で、女性初の優勝を果たしたレーサー「Juju」こと野田樹潤(じゅじゅ)さんです。故郷の岡山県美作市に凱旋したことを受け、今の心境を伺いました。

(野田樹潤さん)
「岡山に帰ってくると、ほっとしますね。日本食は満足できるまで食べて帰りたい」
あどけない表情で話すのは、岡山県美作市で育ち、F1レーサーを目指す、フォーミュラカードライバー・野田樹潤さん(17)です。
(実況)「ジュジュ・ノダ!ファイナルコーナー!」
Jujuさんは、今シーズンからF3・フォーミュラーオープンのシリーズに挑戦していて、先月、フランス大会で女性初の優勝を飾りました。

(野田樹潤さん)
「すごく嬉しいっていうのと、勝った時、本当に信じられない気持ちが大きかった。地元の人にも声をかけてもらったり、レース見たよとか、優勝おめでとうって言ってもらえると、改めて勝ってよかったなという気持ちになる」

そんなJujuさんが、美作市で練習を始めたのは小学生の時。元F1ドライバーの父・英樹さんとともに、時速200キロを超える世界に挑んできました。

(野田樹潤さん 過去のインタビューより)
「辞めたら楽だろうな、と思ったことはある。けど辞めたくはない」

夢に向かって突き進んできたJujuさん。国内では通常、18歳以上しか公式戦の参加は認められていないため、14歳からヨーロッパへと渡りました。娘の成長をなにより喜ぶのは元レーサーの父・英樹さんです。

(父・英樹さん)
「そこでJujuが優勝したのは、まぁちょっと夢みたいな話。今のJujuを見ていれば、本当にすごいことをこの調子で行けばやってくれるんじゃないかなと」

(野田樹潤さん)
「美作市民として、みんなに自慢してもらえるようなドライバーになりたい」
F1レーサーという夢に向かって…Jujuさんは、今月18日まで日本に滞在したあと、来月10日からはオーストリアの大会に参戦するということです。