■MLB アストロズ 11-3 エンゼルス(日本時間12日、ミニッツメイド・パーク)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。この日は4打数1安打、打率は.305に。エンゼルスは2回に先制するも、直後に逆転を許し、終わってみればアストロズ強力打線に11点(被安打15)を奪われ連勝は2で止まった。

大谷の第1打席は二ゴロ、第2打席は変化球に空振り三振。第3打席はセンター前ヒットで2試合ぶりの安打をマークしたが、第4打席はフルカウントから見逃し三振に倒れた。アストロズ先発、通算250勝のサイ・ヤング賞投手のJ.バーランダー(40)は、古巣に戻ってから初の白星(7勝目)を手にした。

117試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、58勝59敗で再び借金1。悲願のプレーオフ(PO)進出に向けて、ワイルドカードでの出場を目指すチームは、残り45試合でワイルドカード3位のブルージェイズとは6.5差のまま。

この日から敵地で6連戦のエンゼルス。2回はロッキーズから移籍してきたC.J.クロン(33)が、移籍後初アーチとなる12号ソロで先制。だが直後の2回裏、J.シングルトンに逆転3ランを打たれ、さらに連打と四球で無死満塁とすると内野ゴロで失点を重ね1-5。

3回にC.ウォーラク(31)の三塁打から内野ゴロ間で1点を返すが、J.シングルトンの2打席連続アーチを浴び2-7と突き放された。先発のR.デトマーズ(24)はここで降板。2回1/3(48球)の7失点と試合を作れなかった。

2人目は今季初登板のK.ローゼンバーグ(28)がマウンドへ。だが4回に連続タイムリーを許し、2-10と2桁失点。打線は6回にL.レンヒーフォ(26)、大谷の連打からB.ドゥルーリー(30)のタイムリーで3点目を何とか奪うが、前半の失点が響きチームは大敗を喫した。

大谷は前回(10日)、16連戦最終日のジャイアンツ戦で6回1失点で10勝目を飾り、“野球の神様”ベーブ・ルースも達成できなかった2年連続の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。「10勝&40号」は史上初の快挙。

4日のマリナーズ戦で両リーグ最速の40号を放って以降、今季ワーストタイの7試合本塁打なし、30打席ノーアーチと“足踏み”が続いているが、依然としてリーグ2位のR.ロバートJr.(ホワイトソックス)に大差をつけリーグトップをキープしている。