小窓ノ王からの落石を目撃…岩がボロボロ
「小窓ノ王」では、7月17日にも男性2人が死亡しました。

亡くなったのは三重県津市の公務員、近藤英佐夫さん(32)と愛知県春日井市の会社員、田中悠太さん(40)で、午後3時半すぎ、近くを通りかかった山岳ガイドらが「小窓ノ王」西壁の基部で2人が倒れているのを発見し、警察に通報しました。
第一発見者の男性によると、2人はロープで結ばれていたということです。2人はハーケンを使わず、岩の割れ目などにカムやナッツなどを支点として安全確保をする「ナチュラルプロテクション」と呼ばれるギアを使って登っていたということです。
第一発見者の男性は、「小窓ノ王」の岩場から落石が落ちるのを目撃していて「岩場の風化が進んでボロボロになっていると思った」と話しました。2人は岩登り中に滑落したとみられますが、何があったのでしょうか。
山岳遭難は、上級者ばかりではありません。