過去最悪ペースの遭難事故…原因は

富山県警によりますと、県内の事故は、今月6日時点で65件。小窓ノ王の事故を合わせて4人が亡くなっています。コロナ禍前の2019年が147件(死亡19人)と過去最多でしたが、それに迫るペースだといいます。

県警は、コロナ禍をはさんで、久しぶりに登山をする人が多く体力がともなっていないことも事故が増えている背景にあるのではとしています。

富山県警山岳警備隊 飛弾晶夫隊長:「傾向としては山の下も猛暑ですけどやはり山も涼しいけど暑い。脱水とか熱中症が原因で注意散漫になってつまづいたり、スリップが起因した転倒・滑落が増えている。登山中のこまめな休憩や水分補給、エネルギー補給をしてほしい」

今後、お盆のあとも登山者が増えるとみられ、県警は警戒を強めています。山に登る方は、無理のない計画を立ててください。