年2回ほど草刈りも 30年以上“手つかず”に…

この公園は新幹線が止まるJR燕三条駅からすぐそばにあり、三条市と燕市にまたがっています。

面積はおよそ1.6ヘクタール。サッカーコート2面分ぐらいの広さです。
高いところから見渡すと、モニュメントを発見。建っている場所へ向かいました。

【記者リポート】
「こちらには5、6メートルほどの高さのモニュメントがあり、その隣には『希望』と刻印された石碑があります」

石碑の裏には「多くの人々がこの街に集い、語り合い、大きな希望を抱きこの街とともに発展していくことを願うものです」と、街の発展を願う文字が書かれていました。しかし、この石碑の周辺は「発展」とはやや遠い状態…

燕市とともに土地を管理する三条市に話を聞きました。

【三条市役所建設課 大坂市郎 課長補佐】
「都市計画を決定し、都市公園になっています」

1982年に開業した上越新幹線。燕三条駅が開業したのもこの年です。その4年後、1986年にこの土地が公園用地に決められました。しかし、一向に整備は進みません。

1993年に燕市と三条市は管理協定を結び、現在は三条市の職員が年2回ほど草刈りをしているといいます。整備に関しては、手つかずのまま30年以上が経過した公園。一体なぜ30年以上も手つかずだったのでしょうか。

【三条市役所 建設課 大坂市郎 課長補佐】
「近隣に住居もないですとか、国の補助金なりをいただいて整備するにしても、それなりに費用がかかりますので…本当に利用していただけるのかというところを考えると、この場所ですと行政が通常 整備する公園だと、なかなか利用は見込めないのが正直なところですね」