中学生と高校生に起業する能力を身につけてもらおうと行われた販売体験プログラム。
生徒たちが挑戦したのは「大町らしいかき氷」の販売です。


11日午前9時前、国営アルプスあづみの公園でバタバタと準備をする生徒たち。

大町市や長野市などから集まった中高生です。

生徒たちが挑戦するのはかき氷の販売。

企画したのは、起業体験プログラムを開発する大町市の団体で、中高生に「アントレプレナーシップ=起業家的行動能力」を身に付けてもらうことが目的です。

【午前9時半開店】「頑張ろう!おう!」

店長を担当したのは高校3年生の太田あかりさん。


「かき氷売っているので、帰りにでも良かったら寄ってください」

訪れた人に積極的に声をかけ、宣伝して回ります。

太田さんなど中心メンバーは6月からプログラムに参加。

「大町市の魅力発信」をテーマに、販売する商品を一から考えて仕入れの交渉も行いました。

地元・大町市の飲食店にシロップの開発を依頼し、ブルーベリーとイチゴ、さらには池田町の特産・桑茶の3種類を用意。

太田あかりさん:                                             「大町市で生産されたイチゴを使ってブルーベリーも私の家で栽培したやつを採って冷凍して地元のみんなで作り上げた感じがする」                            「売り上げが黒字になることを目標にしている」

みんなで出し合った「資本準備金」は7万5000円。

かき氷の販売価格は1個500円。


準備金を回収するため、150個以上の販売が目標です。