アートの手法を取り入れた学びは県が独自に推進する事業。


小・中・高校、特別支援学級への導入を目指していて、今年度、体験するモデル校を募ったところ、6校から応募がありました。

長野県・県民文化部・清水萌美(しみず・めぐみ)さん:                                 「身体表現や他の方との対話をしていく中で、コミュニケーションや自己表現力、他者の理解や自己肯定感が高まるということを期待してすすめている」

この日開かれたのは、アート手法の導入を考えている教師に向けたワークショップ。

小学校と中学校の教員5人が体験したのは、「対話を通した鑑賞」です。

美術が専門で、東御市(とうみし)和(かのう)小学校の宮下聡(さとし)校長が講師を務めました。

宮下聡校長:                                                「見たことありますか?初めて見ますよね、どう思いました」

参加した人のやり取り:                                                  「でかい」                                             「どんどん手をあげなくていいですよ、どんどんしゃべってください」                       「おいしそう」                                                        「どこの食卓だろう」                                            「あのたれは何に使うのか気になります」                              「これたれなんですか?」                                                 「私ゆで卵だと思ってた」                                         「めっちゃおいしそうな半熟と思って」


美術作品を見ながら、発想や疑問などを自由に話し合うことで、他者を理解する力や自己肯定感を高める狙いがあります。