円安が進んでいます。東京外国為替市場でさきほど、円相場が1ドル=144円台をつけ、およそ1か月ぶりの円安水準となりました。

日本時間の今夜、アメリカで発表される消費者物価指数が市場の予想を上回るとの観測が広がり、中央銀行にあたるFRBが利上げを継続するとの見方が強まりました。

市場では大規模な金融緩和を続ける日本とアメリカの金利差が際立ち、金利の高いドルで資金を運用しようと円売り・ドル買いの動きが進みました。

去年9月、1ドル145円台をつけた際、政府と日銀は円買い・ドル売りの介入に踏み切っていて、市場では介入への警戒感が高まっています。