海外からの旅行者を新潟に呼び込もうと、新潟県が台湾のインフルエンサーを招きました。4日間滞在し新潟の魅力を発信します。

長岡市の摂田屋地区にやって来たのは、台湾のインフルエンサー・酒雄(さけお)さんです。

【台湾のインフルエンサー 酒雄さん】
「日本と台湾を繋げるようなことを大いにやろうといろいろ挑戦している」

酒雄さんは200回以上日本を訪れ、47都道府県を旅行してきた生粋の日本ファン。日本語もペラペラです。

自身のブログやSNSで日本の魅力を発信するかたわら、旅行会社とともにツアー旅行をプロデュースするなど、日本と台湾の架け橋となる活動をしています。新潟県はそんな酒雄さんの力を借りて、台湾の人たちに新潟をPRしようと4日間のツアーを開催しました。

【酒雄さん】「将来的にはどういうふうにしたい?」
【ミライ発酵本舗 斎藤篤さん】「10棟の登録有形文化財の建物があるので、それをひとつひとつ適切にリノベーションして、きょうもたくさんお客さんが来ているが自由に出入りできるような…」


“醸造の街”として知られる摂田屋地区には、みそ蔵やしょう油蔵、酒蔵が集まっていて、国の登録有形文化財も多くノスタルジックな景観が保全されています。

そんな街の文化と歴史について説明を受けながら、「江口だんご」ではしょう油を使ったスイーツに舌鼓。酒雄さんに長岡の街はどう映ったのでしょうか?

【台湾のインフルエンサー 酒雄さん】
「世界的にも『発酵食』が注目されつつあるが、こうして大事にしている人たちの生活を見るとやはり大事だなと実感できるようなエリアかなと。単にまだ知られていないだけで、今(台湾ー新潟の)直行便があるから利用して、新潟に完全に食事のためだけでいいのでたくさん来てほしい」

酒雄さんは10日、新潟市で芸妓文化やグルメに触れ、11日は村上市の町屋を散策する予定です。「台湾に帰ったら、今回の体験を旅行会社とのツアーづくりに活かしたい」と話していた酒雄さん。8月26日には「新潟ー上海線」の運航も再開される予定で、インバウンド需要の拡大に期待がかかります。