台風7号お盆に影響も 6号に“追従”
ここからは気象予報士の森田さんに解説してもらいます。
森田正光 気象予報士:
台風6号はやっと動き出した、という感じですね。それでも時速は約10キロで、九州南部の一部が暴風域に入りました。この後、九州の西の海上を北へ進んで、朝鮮半島方面、台風に向かって東風が吹くので、この風が吹くところでは特に大雨になりやすいです。

図で見てみましょう。山があり、そこに大雨をもたらす風が吹き抜け当たると、当然上昇します。

その上昇したところで激しく雨が降り、さらに下降したところでは温度が上がるということで、夜遅くになっても全国で60ヶ所ぐらいの地点で気温が30度もあるんです。大雨の反対側では猛暑になっているという状況ですね。
風と今後の気温など見てみますと、台風があり、ずっと東風が吹くところ、宮崎県から大分県で大雨が危険。さらに高知・紀伊半島、和歌山や三重県で台風が抜けていきますが、反対に瀬戸内や日本海側では気温が高く、9日の予想最低気温、熊本・広島で30℃となります。

一方、今後は台風7号も心配です。台風6号が抜けた後に、7号はその後ろを追いかけるような形を通りそうです。こういうタイプのことを「追従型」と言います。ですから昨日の予想よりもちょっと6号によって引っ張られるという感じで進路がずれてきてるんですね。
おそらく13(日)〜15日(月)のお盆の最中は、本州中部で大きな影響を受けそうな状況です。