「知らなかったことも大問題、作家の名声どうのは関係ありません」

石渡嶺司氏: 林理事長に知らせなかったというのも問題ですし、林理事長以上に、警視庁に12日間も報告しなかったことが大きな問題点です。小規模な大学で、今まで薬物に関連する知識が全くなかった職員がパニックを起こして、「どうしよう、どうしよう、どうしよう」と半日なり1日なり放置してしまったというのであれば、ギリギリ理解できなくはありませんが、日本大学の場合、薬物乱用防止教室というのを昨年の時点で受けていいます。おそらく職員も。薬物に関連する知識がある上に、12日間も放置してしまうというのは、これは薬物の知識があるないに関係なく、かなり異常です。当然ですが、違法な薬物とおぼしきものをわかっていて保管し続けたのかという問題も出てきてしまいます。神戸学院大学の中野雅至教授はこちらの対応はどう見ますか?

中野雅至教授:今回は林理事長に知らされてなかったといいますが、知らないことも大問題ですね。理事長・学長でトップダウンで本来は改革を期待されてやっているわけですから知らないこと自体大問題だと思います。作家の名声どうのは関係ありませんけど、マネジメントとしては大失敗だと思う。警視庁のコメントがおそらく全てだと思う。大学と警察の関係って微妙ですよ。おそらく警察も大学の自治とかいろいろあって、わざわざ一気に家宅捜索に入ることは考えなかったと。自助努力で何とか自浄してくれっていうのを多分12日の間におそらく示唆したと思う。自分たちでまずは膿を出せと。それを全くやらなかったからこういうことになっているわけで、警視庁のコメントは、僕はリークだと思いますが、言った言葉が全てで、相当警視庁は怒っていると思います。この前の問題は理事長のトップダウン、あまりの独裁が問題でした。今回は職員が全く動けない問題になっているから、組織として、トップダウンでも問題、ボトムアップでも問題。いろんな問題を抱えていることがよくわかります。